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嫁入り道具の最新事情

昔ながらのお嫁入り


昭和の日本の様子を描いた映画やドラマの中で、荷台に大きな家具を積んでトラックが走っている風景を見たことがある人も多いでしょう。白無垢姿の花嫁が、近所の人たちに見送られながら歩いているシーンもあることから、この荷台には嫁入り道具が積まれていることが想像できます。これらのことから、昔はトラックいっぱいの家具一式を持って嫁いでいくことが多かったということが分かります。
そもそも嫁入り道具とは、結納金で用意した必要な家財のことです。その中でも昔は桐のタンスが定番で、中に留袖や喪服、それに伴う小物類などの冠婚葬祭の着物一式を入れていることが多かったのです。他には鏡付きのドレッサー、寝具や座布団、食器棚やカトラリーのセットなども用意してました。高価で見栄えのする道具を揃えることは当時のステータスであり、それを近隣に披露する「お嫁入り」は、娘を嫁がせる親にとっては一大イベントでした。しかし今では、一部を除いてこのような形の「お嫁入り」はほとんど見ることがなくなりました。これは、住宅事情の変化が一因だと考えられています。
近年の一軒家やマンションでは、クローゼットなどの収納が充実しているため、わざわざ大きなタンスを搬入する必要がなくなりました。着物もあまり着る機会がなく、せっかく持っていてもタンスの肥やしになってしまうことも考えられます。喪服もめったに着る機会がなく、レンタルで十分だと考える人が増えています。では、最近の女性は嫁入り道具を持って行かないのかというと、そういうわけではありません。一人暮らしの時の道具や、実家で自分が使用していた家財をそのまま利用する人も多いため、改めて嫁入り道具を買って揃えるという人は少なくなりました。新しく買った高価なタンスなどは持って行かなくても、今の時代に合った実用的なものを新生活に持っていくという風習は変わっていないということです。

人気のある嫁入り道具


高価なタンスなどの嫁入り道具は買わなくても、結婚を機に普段なかなか手が出ない実用的な高価なものを思い切って買う方もいます。例えば、自動車などです。新居を構える場所によっては、生活するために車は絶対に必要になる場合があります。日用品を買うためのスーパーまで歩いていけないほど遠かったり、利用できる公共交通機関があまりなかったりする地域では、自家用車はなくてはならないものです。また、将来子どもが生まれたとしても、移動手段として車はとても便利です。
また、生活必需品や電化製品なども人気のある嫁入り道具です。中でも洗濯機は、毎日使うので新居に移る際に用意しておきたいものの一つです。特に乾燥機が付いていたり、布団の丸洗いができる大型の全自動洗濯機などはかなり高価なものですが、実用的であり人気です。同じように、大画面テレビも嫁入り道具の一つとして揃える人もいます。画面の大型化や高画質化が進むにつれ、値段の方も高くなっています。毎日のようにテレビを観る人にとっては、やはりテレビは生活必需品と言えるでしょう。

使用頻度の低い道具


親が考えて持たせてくれても、実際にはあまり使わなかったなどというものもあります。親世代が考える嫁入り道具と、実際の生活に役立つものとの間に隔たりがあることが原因の一つです。また、自分が必要だと思って用意したものでも、いざ生活が始まるとあまり使うことがなかったということもあります。
例えば、家具一式の中でも和ダンスは日常的に使わない人がほとんどです。着物も喪服しか用意していない人も多いので、和ダンスの中に喪服一枚などということもあるかもしれません。また、着物もそれなりに流行があります。せっかく一式揃えても、和ダンスに眠ったまま流行遅れになってしまうことも考えられます。ただし、頻繁に着物を着る人にとっては便利なアイテムと言えるでしょう。お茶やお花、日本舞踊などを趣味や仕事にしている人には、着物も和ダンスもマストアイテムです。
来客用の食器も、何年も使っていないという人が多くいます。いざという時のために揃えておきたい気持ちにはなりますが、結婚したからといって急にお客様を招いたり、パーティーを開いたりすることはあまりないでしょう。家族や仲のいい友達には改まって来客用の食器を使う必要もあまりなく、自分たちが日常的に使う食器を優先して揃えた方が合理的と考える方は少なくありません。また、パールのネックレスやイヤリングもそれほど使用頻度が高いものではありません。しかし、友人の結婚式や親戚の法事などで活躍する機会がある上に、アクセサリー類は収納するのに場所を取りません。パールは流行もそこまで気にしなくてもいいものですし、お手入れもそれほど手間がかからないので、嫁入り道具の一つに揃えておくのはおすすめです。
このように、嫁入り道具は時代と共に変遷するものの一つです。現代のカップルは、自分たちの生活に合わせて選んだ自分たちらしい嫁入り道具を揃えているということが分かります。

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